湯沢自然農学校へ行ってきました(第1回)

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湯沢自然農学校へ行ってきました(第1回)

小雨模様の中、5人が車に乗り合わせて湯沢市秋の宮まで勉強に行ってきました。

湯沢自然農学校の1回目の授業です。

農家のオカンですが、両足が人工股関節ということもあって、実際に畑に入っての仕事はほとんどしたことがありません。息子のアスパラガスの出荷の手伝いで、洗ったり選定したり袋に入れたりを手伝う程度です。

しかしこの世界情勢の中、肥料は高騰、それどころは入ってこなくなるかもしれない。慣行農法もいつできなくなるかわからない。ここでまじめに生き方を考える意味でも、自然農を始めたほうがいいと思ったわけです。

本日勉強することは、温床のつくり方と、種まきの実践です。

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まず温床とは何なのか?

作物を早く成長させるために人工的に温熱を加えて、苗を育てる所。フレームという意味です。

今日は電気などは使わず、自然のものだけで熱を発生させる昔からのやり方を学びました。

準備するものは、落ち葉、米ぬか、籾殻、そして水。

これを混ぜてビニールで覆うと70度ちかくになるそうです。

ここまでは校長の小野塚さんやスタッフさんやご近所のみなさんが準備してくださいました。

動画でわかりやすく説明してくださっています。

私たちは、これを混ぜるところから実践しました。

本当にホカホカ暖かい!

そして、温床の周りを囲むカヤを切ります。

カヤは昨年の秋、山から切っておいたものだそうです。

気で枠を作り、その枠にヤカを並べていきます。

この枠の中にさきほどの、落ち葉、米ぬか、籾殻で作った温かいものを入れます。

そしてその上を踏み固めます。

さらに小さく切ったカヤをしきつめます。

これで温床が完成。

ここは発酵の熱で外気よりずっと暖かいのです。

種や苗の温かいベットになるわけです。

ここで少し休憩。

休憩後は種まきです。

最初に種の説明。

種の袋に「調整」と書かれたものは、「色の良さ」や「揃いの良さ」などを重視してF1種という掛け合わせの品種改良が進められたものです。F1種は、自家採種した種を播くと、性質がばらけてしまいます

種の袋に「固定」とかかれたものは、昔ながらの固定種です。固定種は遺伝子が「固定」されているので、自分で採った種を育てることができます。

何も書かれていないものは、固定種の場合が多いそうです。

本日使っている土は「黒土」という市販の土だそうです。

牛乳パックを上手につかって細かい種もまきました。

こちらは大き目のスイカとかかぼちゃの種。

種をまき、じょうろで水をかけ、完成した温床にのせます。

そうすると外気より暖かいので、早く種をまいても苗が育ち、早く野菜が実るそうです。

つまり、路地に普通に植えるより長く収穫できるということです。

温床の中に入れた落ち葉、米ぬか、籾殻、カヤなど、1年間熟成すると、こんな腐葉土のようになるとのこと。普通に使えますね。

今日はここまで!

すごく楽しくて勉強になりました。

次回は、今日植えた種から成長しているであろう苗をポットに移植する勉強、他です。

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