ローマ旅行記 ローマ半日徒歩ツァー NO2(2017年12月)

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ローマ旅行記 ローマ半日徒歩ツァー NO2(2017年12月)

2017年12月、シニア夫婦でローマへ1週間いってきました。

昨年、主人の還暦祝いにニューヨークへ1週間の旅行に行きました。それがものすごく楽しかったので、数年に1回は海外旅行へ行きたいねということになりました。

実家の母が高齢になり私が実家暮らしで、いつもは別居です。そんなわたしたち夫婦にとって、この旅行はとても楽しみにしているものなのです。

ツアーではない完全な個人旅行です。自分たちで全部計画して行きました。その様子をお伝えします。

初日午前中は日本語がわかるガイドさんの「ローマ半日徒歩ツアー」に参加 NO2

初日午前中は日本語がわかるガイドさんの「ローマ半日徒歩ツアー」に参加 その1 の続きを書きます。

バルベリーニ広場 → スペイン広場 → トレビィの泉 → (NO1 でここまで書きました)

このあとは

パンテオン → 聖イグナチオ・デ・ロヨヤ教会 → (NO2 今日はここまで書きます)

バルベリーニ広場を朝の9時頃に出発して、サン・ピエトロ広場にたどりついたのが13時ころ。

歩いた、歩いた!!

大満足の徒歩ツアーでした。

 

今日はこの続きのパンティオンからです。

パンティオン

パンティオンとは、およそ2000年ほど前に建てられた古代ローマ建築の傑作。石造りの建築としては、世界最大とされる圧倒的なスケール感の建物です

柱の高さは14m。古代ローマ時代の柱を構える入口と、円型の建物が特徴的です。古代ローマ時代でこんなものが建てられたのか! と驚いてしまいます。

中に入って、一番に不思議なのが天井の窓。クーポラ(丸屋根の部屋)へたどり着いたときにまず驚くのが、天井の美しい模様と中心に大きく空いた穴です。この穴はラテン語では「オクルス(oculus、目の意味)」と呼ばれています。ドームに日ざしが入り込む光景は神秘的で美しいです。雨が降ってもこのまま。ガラスなどは入っていません。床に排水溝がつくってあるそうです。2000年も前に排水のことまで考えて建築するなんてすごいです。

壁の内側には、イタリア王国の初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世と、ルネサンス期の巨匠ラファエロが埋葬されているのです。ラファエロはパンテオンに埋葬されることを希望したというエピソードもあります。

稀代の天才といわれるミケランジェロがこの建物を見て、「天使の設計」とほめ称えた理由も納得がいきます。

19世紀後半方からは国の功労者を祀る記念堂としての役割も持つようになりました。

円形の内部には、紫色の縞模様の大理石などが使われた祭壇や彫像が並び、見事です。

絵画もかざられています。

パンテオン(あらゆる神を祭った神殿)という名の通り、創建当時のローマは多神教の国で、民衆は各々が信じる神に祈りをささげていたそうです。そして時代とともに、パンテオンはカトリックの宗教施設へと変遷します。そのことにより破壊されることなく、今にこの姿を残すことができたのでしょう。

なんと、パンティオンは入場無料です!

聖イグナチオ・デ・ロヨヤ教会

ここには不思議な仕掛けがありました。ここが私の本日の一番の感動の場所でした!

サンティニャツィオ教会はイエズス会の教会として二番目に建てられたもので、イエズス会の創始者「聖イグナツィウス・デ・ロヨラ」の名前がつけられています。

この教会は天井が見どころ。

丸いクーポラ(丸屋根の部屋)は「トロンプ・ルイユ」すなわち「騙し絵」法で描かれています。天井装飾はイエズス会修道士で画家であったアンドレア・ポッツォによるものです。

そして天井画。中心から放射状に雲が広がり、多くの人が雲に腰かけている左右に開いた6つの窓から入る光が、天から射す光のように絵を照らしまるで天井画全体が光を発しているような神秘的な印象を発していました 。

次回は、ナボナ広場 (休憩 お茶タイム) → サンタンジェロ城 → サン・ピエトロ広場(終了) です。


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